二重介護な主婦です。
3年程前に実家の母が圧迫骨折で入院しました。当初、2か月くらいと言われていたのが、ヘルニアの悪化も伴いどんどん入院が長引きました。
気づいたら完璧な寝たきり老人になっていました。そして次は看病していた姉が脳卒中で倒れ、麻痺が残りました。
半年のリハビリ入院を経て、その後我が家へ呼びうちからリハビリへ通院しています。
母も我が家の近くの老健に呼び、私は毎日母の元へ通っています。
介護はある日突然やってきます。じわじわくる人もいるでしょうが、人の子である限り親や家族の介護は必ず直面する問題です。
私達の親世代は自宅介護が当たり前の時代でした。そのように嫁とゆう存在が定義されていた部分もありました。でもいまはみんな生き方が多様化し、姉の様に独身を謳歌していた人には介護は負担が大きすぎるものになりました。
病気や衰えは本人だけでなく周りも巻き込み世界が一変します。実際姉との同居で何がたいへんだったかとゆうと、物理的な介護とゆうより長い間生活習慣が全く違っていたものどおしが同居する大変さでした。
姉も気兼ねをしていましたし、自身も不自由でなんとも言えない辛さを抱えながらの同居でした。
今は姉は一人暮らしとゆう自立に向けて頑張っています。そんな時は友人が多くて良かったと思います。ずっと離れて暮らしていた兄弟よりも近くで仲良くしてもらっていた友人の方達の方が姉も心丈夫でしょう。
介護の世界にある日突然入り込み無我夢中でやってきたこの2年でしたが、これからは淡々と介護をみつめそれが当たり前な日常になることでしょう。誰かが困っている時には私のこの手を真っ先に差し伸べます。そして支えて、自力で立ってもらいます。私ができることはたくさんありました。介護を通して、私は私をよく理解することができているのです。
そして、人ってますます面白いと今はそう思えています。